事例21「認知症になった母の資産を、妹が好き勝手使ってしまっているケース
ご相談時の状況
長女の方が相談に来られました。1年前くらいから、お母さんの認知症が急激に進んでしまったようです。お母さんは、お父さんから相続した自宅不動産、賃貸不動産、現預金を有しています。次女の方が近くに住んでいてお母さんの財産を管理していますが、勝手にお母さん名義で生命保険を契約したり、高価な家具を買ったりと暴走気味です。お母さんの身上監護や財産管理に不安があり、悩んでおられました。
提案内容
成年後見制度の利用を提案しました。
結果
通常、成年後見を申し立てる場合は、ご本人の収支状況や財産目録を裏付け資料を基に作成する必要があります。今回のケースでは次女の方がほとんどの資料を開示してくれない状況のため、家庭裁判所に相談しながら、申立ての準備を進めました。結果、無事に成年後見人が選任されました。