事例25 夫が末期癌で、子供がいないため、至急、遺言書を作成したい
ご相談時の状況
相談者の方は70代のご夫婦でした。ご夫婦にはお子様はなく、もしご主人が亡くなった場合、奥様とご主人のご兄弟が共同相続人になります。遺産としてはご自宅のマンションと預貯金があります。ご主人が末期の癌を患ってしまい、お急ぎでの遺言書作成を希望されていました。
提案内容
公正証書遺言の作成をご提案しました。
結果
当事務所にて必要書類の確認と遺言書案の作成を進めました。
遺言書は相続発生後の手続き面の簡便さを考慮して、公正証書遺言としました。
準備を進めていたところ、奥様から、ご主人の容体が急変し、病院に入院してしまったというご連絡がありました。いつ亡くなってしまうかも分からないという状況で、退院できる見込みもなくなってしまったということで、公証人に病院まで出張してもらい手続する方法を選択し、即日公証人と文案を固め、翌々日には公証人と当事務所から証人2名でご主人様の入院先に面会に行きました。ご本人の頑張りもあり、無事に遺言書を作成することができました。夫婦が力を合わせて気づいてきた資産が分散されることなくご主人のご希望に沿うことができ、大変、感謝していただけました。